アルバイトは、お金を稼ぐことはもちろん、様々な人との良い出会いがあるほか、将来役に立つようなスキルを身につけることができるなど、たくさんのメリットがあります。
しかし、残念なことに、過重労働やパワハラなどの違法行為が当たり前になっているブラックバイトというのが存在し、精神的にも肉体的にも疲れ果ててしまうことがあるのです。
ここでは、バイトの経験がない人でもわかるように、ブラックバイトの見つけ方のコツや特徴について解説しています。
これからバイトを探している人は、ぜひ最後までご覧下さい。
ブラックバイトの見分け方は3つ|どこを見ればいいか解説
- 1.店長の人柄
- 2.面接前に足を運ぶ
- 3.働いている従業員の様子
1.店長の人柄
せっかく自分の好きなバイト先で働くことができたとしても、店長の人柄によって、ブラックバイトになる可能性は十分にあります。
お客様の前で暴言をはく店長や機嫌が悪い時にすぐ怒る店長などいわゆるパワハラ店長がいるお店で無理して働くと精神的に追い込まれてしまいます。
たとえ自分の好きな仕事内容であったとしても、パワハラ店長がいるだけで、ブラックバイトと化してしまうので要注意です。
パワハラ店長の見分け方
実際にパワハラ店長なのか、単に自分と性格が合わないだけの店長なのか見分け方が難しいと思う人もいるかもしれません。
そこで、以下に挙げる例を参考にして、パワハラ店長なのか判断しましょう。
- 暴行や傷害などの身体的な攻撃がある
- 脅迫や名誉き損、侮辱、ひどい暴言などの精神的な攻撃をしてくる
- 行事や飲み会に誘わなかったり、バイト仲間と故意に隔離させるような仲間外れをする行為をする
- 仕事とは関係ないことをやらされたり、できる訳のない契約内容以上の要求をされるなど過大な要求をしてくる
- 仕事を全く割り振ってもらえず、どうしたらいいかわからないなど仕事の与え方が過少すぎる
- 休みの日の予定を聞かれたり、必要以上にプライベートを侵害してくる
いずれか一つの項目でも当てはまっているなら、パワハラ店長の可能性が高いといえます。
早急にアルバイトをやめるか、両親や友人、最寄りの労働局に相談するようにしましょう。
2.面接前に足を運ぶ
バイト先にパワハラ店長がいないか事前確認することは、これからバイトを始める上で重要なポイントとなります。
面接の時にパワハラ店長なのか見抜こうとしても、数分の面接だけで見抜くことは困難であり、実際働いてからパワハラ店長がいることが分かっても、なかなか辞めさせてくれないので、面接前に足を運ぶことが重要となります。
特にブラックバイトといわれるお店では、常に人手不足となっているため、ある程度の社会的常識さえあればバイトは誰でもいいと考えており、面接の時間は極端に短い特徴があります。
一番いいのは、面接前にお客さんとしてバイト先に足を運び、店長やバイト店員の様子を観察することです。
見分け方のコツ
カフェ、居酒屋などの飲食店やスーパー、コンビニなどの小売店は、実際にお店に行きやすいので、積極的に偵察にいきましょう。
面接前に足を運んだ際、チェックするポイントは以下のとおりです。
- お店の雰囲気は悪くないか
- 従業員の人数は足りているか
- 店長が横柄な態度をとっていないか
- お客さんの前で従業員を説教していないか
ブラックバイトといわれるお店は、どこか店内の雰囲気が悪かったり、従業員の様子が暗かったりするので、お客さんとして訪れると見分けることができる可能性があります。
また、面接前にブラックバイトか知る方法として、インターネットで口コミを調べる方法もおすすめです。
例えば「セブンイレブン○○店」などで検索して、ブラックな噂がでてくれば参考になります。
3.働いている従業員の様子
ブラックバイトを見分ける方法として、実際に働いている従業員の様子をみるのも有効な手段のひとつです。
店内を訪れても、パワハラ店長が外出している時や、表向きは良い顔をしている店長も数多くいるため、見分けることが難しいことがあります。
実際にブラックバイトであれば、毎日働いている従業員の態度から判断できることがあるのでおすすめです。
見分け方のコツ
実際に店舗を訪れた際には、ただボーっと見るだけではなく、以下のポイントについて、従業員の様子を注意深く観察してみましょう。
- 表情が暗くないか
- どこかうつろな目をしていたり、疲れきっていないか
- 帰る時間が中途半端な時間でないか
- 働く人数は適切か
どれかひとつでも当てはまる場合には、パワハラ店長の圧力や、過酷な残業、長時間労働がある可能性が非常に高いといえます。
【独断と偏見】ブラックバイトランキングTOP3
- 1.居酒屋チェーン店
- 2.工場、倉庫内の軽作業
- 3.牛丼チェーン店
1位:居酒屋チェーン店
居酒屋チェーン店は、基本的に休憩する暇がないほど忙しく、長時間労働やサービス残業が多いため、肉体的につらいです。
また、店長や従業員は粗暴な人が多く、酔っ払い客の面倒な対応をしなければならないなど、働く環境が悪いこともデメリットのひとつです。
このように、過酷な労働環境の割に、時給が低く、シフト通りに退勤できないことが多いため、ブラックバイトの可能性が高いバイト先といえます。
ブラックバイトである特徴
- 酔っ払い客の対応が大変
- 粗暴な店長や従業員が多い
- 過酷な労働環境の割に時給が安い
2位:工場、倉庫内の軽作業
工場や倉庫内は、エアコンが効いた快適な場所にないため、夏は暑く熱中症になりやすく、冬は寒く凍えながら作業をするような過酷な労働環境となります。
現場作業員は高圧的な人が多く、厳しい指示や罵声に耐えなければならず、精神的につらいです。
また、軽作業といっても、楽な仕事という意味ではなく、重たい荷物を手作業で行う重労働ばかりであるため、疲れ果てるばかりか腰を痛めることも日常茶飯事です。
さらに、このような過酷な労働環境の割に時給が悪いこともデメリットのひとつです。
ブラックバイトである特徴
- 過酷な労働環境
- 現場作業員の扱いがひどい
- 時給が安い
3位:牛丼チェーン店
24時間営業の牛丼チェーン店では、早朝から深夜まで営業しているため、法廷残業時間を超えるくらいの長時間労働を強いられることがあり、肉体的につらいバイト先です。
早くて安いのが売りの牛丼チェーン店は、誰でも気軽に来店できる敷居の低いお店であるため、お客さんの数がとにかく多く、客層が悪い特徴があります。
しかし、お客さんが多い割に、従業員の人数が少ないため、お昼時や休日の客足が増える時間帯では休憩する暇もないほど忙しく、理不尽なクレームに対応しなければならないなど、体力的にも精神的にもつらいです。
24時間営業の牛丼チェーンは基本的に人手不足なので、シフト通りに働くことが難しく、夜勤に入ることも多くなります。
ブラックバイトである特徴
- 長時間労働で肉体的につらい
- 客層が悪くクレーム対応が大変
- 人手不足で夜勤に入ることが多くなる
まとめ
せっかく好きなバイト先で働くことができたとしても、パワハラ店長がいるブラックバイトであれば、精神的にも肉体的にもつらく、疲れ果ててしまう可能性があります。
ブラックバイトと知らずに働いてしまってからでは、すぐに辞めることが難しく、トラブルになるケースも数多くあります。
そこで、これからバイト探しをしている人は、この記事を参考にして、できる限り事前にブラックバイトか調べておくことをおすすめします。
しかし、どれだけ調べても、ブラックバイトなのか判断することが難しかったり、実際に働いてからわかることもあると思います。
この記事に書いたようなパワハラ行為や長時間労働のような違法行為を受けている場合は、すぐにバイトを辞めるか、両親や友人、労働局に相談することが大切です。
皆さんにとって、良いバイト先と出会えることを願っています。